【これって歯医者に行くべき? #5】歯の痛みが消えた…治ったと思って大丈夫?

歯医者さんに相談だ!

昨日までズキズキしていた歯の痛みが、急に消えることがあります。

「痛くなくなったから、治ったのかな?」

「このまま歯医者に行かなくても大丈夫?」

と安心してしまう方も多いと思います。

しかし、歯の痛みが消えても、原因までなくなったとは限りません。

特に、強い痛みが続いたあとに急に痛くなくなった場合は、歯の神経が弱って反応しなくなっている可能性があります。

今回は、歯の痛みが消える理由と、歯科医院を受診した方がよい症状についてお話しします。

痛みが消えても、治ったとは限りません

歯の痛みには波があります。

虫歯や歯の神経に炎症があっても、一時的に症状が落ち着くことがあります。

また、痛み止めを飲んだ場合も、薬によって痛みが抑えられているだけで、虫歯や炎症そのものが治ったわけではありません。

「痛みがなくなった=治療の必要がなくなった」とは限らないため、痛みが出た原因を確認することが大切です。

歯の神経が反応しなくなっていることがあります

虫歯が歯の内部まで進むと、「歯髄」と呼ばれる神経や血管のある部分に炎症が起こります。

初めは冷たい物や甘い物がしみる程度でも、進行すると何もしていないときにズキズキしたり、夜に眠れないほど痛んだりすることがあります。

さらに炎症が進み、歯の神経が大きく傷ついたり死んでしまったりすると、痛みを感じなくなる場合があります。

一見すると治ったように感じますが、歯の中では細菌感染が続いている可能性があります。

放置すると歯の根の先まで炎症が広がることも

神経が死んで痛みがなくなった歯を放置すると、歯の内部に残った細菌が根の先へ広がることがあります。

その結果、次のような症状が現れる場合があります。

  • 噛んだときに痛む
  • 歯が浮いたように感じる
  • 歯ぐきが腫れる
  • 歯ぐきから膿が出る
  • 歯ぐきにニキビのような膨らみができる
  • 再び強い痛みが出る
  • 頬や顔が腫れる
  • 歯の色が黒っぽく変わる

一度痛みが消えても、しばらくしてから以前より強い痛みや腫れが出ることもあります。

症状がない間に受診すると、落ち着いて検査や治療を進めやすくなります。

痛みが消える原因は神経だけではありません

歯の痛みが一時的に消える原因は、神経の問題だけではありません。

  • 歯にひびが入っている
  • 詰め物やかぶせ物に不具合がある
  • 噛み合わせによって歯に強い力がかかっている
  • 歯周病による炎症がある
  • 転倒や衝突で歯にダメージを受けている
  • 親知らずの周囲に炎症がある

このような場合も、症状が出たり治まったりすることがあります。

また、まれに歯以外の病気が、歯の痛みのように感じられることもあります。

痛みの原因をご自身で判断することは難しいため、一度歯科医院で確認しましょう。

このような場合は早めに受診しましょう

次のような症状があった場合は、現在痛くなくても早めの受診をおすすめします。

  • 何もしていないのにズキズキ痛んでいた
  • 夜に眠れないほど痛かった
  • 強い痛みが続いたあと、急に痛みが消えた
  • 冷たい物や温かい物が強くしみていた
  • 虫歯や歯の欠けが見える
  • 噛むと痛い、または違和感がある
  • 歯ぐきが腫れている
  • 歯ぐきから膿が出ている
  • 歯の色が以前より暗くなった
  • 転倒や衝突のあとに歯が痛んだ
  • 痛み止めを何度も使用している
  • 同じ歯の痛みを繰り返している

特に、顔まで腫れている、発熱がある、口が開きにくい、飲み込みにくい、息苦しいといった症状がある場合は、早めに医療機関へご相談ください。

歯の治療中に痛みが消えた場合も注意しましょう

歯の神経や根の治療を始めると、途中で痛みがなくなることがあります。

しかし、痛みがなくなったからと通院を中断すると、歯の内部に細菌が残り、再び炎症を起こす可能性があります。

歯の根の治療は、内部を清掃して細菌が入りにくい状態にするまで継続することが大切です。

症状がなくても、治療が完了するまでは予定どおり受診しましょう。

歯科医院では何を確認するの?

宮本歯科クリニックでは、痛みが出た時期や症状の変化をお聞きし、次のような点を確認します。

  • 虫歯や歯の欠けの有無
  • 詰め物やかぶせ物の状態
  • 冷たい刺激に対する神経の反応
  • 歯を軽く叩いたときの反応
  • 噛み合わせ
  • 歯ぐきの腫れや膿の有無
  • レントゲンで確認できる歯の根や骨の状態

検査の結果、神経を残せる状態であれば虫歯の治療などを行います。

神経が大きく傷ついている場合や、歯の根の中で感染が起きている場合は、根管治療と呼ばれる歯の根の治療が必要になることがあります。

痛みがない今こそ、一度確認しましょう

歯の痛みが消えたからといって、必ずしも治ったとは限りません。

特に、強い痛みが突然なくなった場合は、歯の神経が反応しなくなっている可能性があります。

「また痛くなってから」と放置せず、症状が落ち着いているうちに原因を確認しておきましょう。

宮本歯科クリニックでは、痛みの経過をお聞きし、歯の神経や根の状態を確認したうえで、必要な治療について分かりやすくご説明します。

以前に歯が痛んだものの、現在は症状がなくなっているという方も、お気軽にご相談ください。

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